あめみや歯科医院 DENTAL NEWS 12月号
2025/12/01
日本のクリスマスケーキといえば、真っ白な生クリームに赤いいちご。実はこのスタイルは、1920年代に洋菓子店・不二家が考案したのが始まりです。当時、欧米の重たいバターケーキを日本人の口に合うようにと改良し、ふんわり軽いスポンジと生クリームを組み合わせた“ショートケーキ”が誕生しました。戦後になると「紅白のケーキ」は豊かさやおめでたさの象徴として全国に広まり、今や日本のクリスマスの定番になりました。
一方、海外ではドライフルーツや洋酒を使ったフルーツケーキ、ドイツのシュトーレン、フランスのブッシュ・ド・ノエルなど、地域ごとに個性豊かなケーキが楽しまれています。
甘くて白いケーキを味わったあとは、しっかり歯みがきを。学生の皆さんは、冬休みのうちに定期検診に来て、虫歯や歯周病の治療を済ませておきましょう。特に受験生の皆さんは、試験直前ではなく、余裕をもってお口の調子も整えておきたいですね。
歯の資産価値はいくら!?
私たちが普段あまり意識しない「歯」には、実は驚くほど大きな価値があります。
日本予防医学協会によると、アンケートや過去の歯に関する賠償金をもとに算出した、歯1本の資産価値は約80万円、28本で換算すると総額2240万円にもなります。
一度失った歯は元に戻らず、1本欠けるだけでも歯並びやかみ合わせが変化し、身体全体のバランスにも影響します。
「痛みなく噛める」という当たり前は、実は何より貴重な“健康資産”なのです。
歯を失う原因は
日本人が歯を失う原因の第1位は「歯周病」です。
歯周病は歯周病菌により、歯を支える骨が溶けていく病気で、初期はほとんど自覚症状がないため、気づいた時には進行していることも多い厄介な病気です。
10代でも17.8%が罹患し、30代以上では3人に2人が歯周病と診断されるほど身近な疾患なのです。
歯ぐきの腫れ・出血・口臭などが主なサインですが、恐ろしいのは口腔内にとどまらず、糖尿病の悪化、心筋梗塞、脳卒中など全身の病気とも深く関わる点です。
歯周病の予防法4選
① 毎日の丁寧な歯みがき
歯みがきは歯周病予防の基本です。歯周病の原因となるプラーク(歯垢)は、細菌がかたまりとなったバイオフィルムで、放置すると毒素を出して歯ぐきに炎症を起こします。
プラークを増やさないためには、毎日の正しいブラッシング習慣が欠かせません。
② 定期的な歯科受診と歯石除去
歯みがきで取り切れる汚れは約60%と言われています。
取り残されたプラークは時間とともに石灰化して歯石になり、歯ブラシでは除去できなくなります。また、歯周ポケットが深くなるとブラシの毛先が届かず、更に歯垢(プラーク)や歯石が溜まりやすくなります。
そのため、3〜6カ月ごとの歯科医院での定期検診と専門的な歯石除去(スケーリング)が歯周病予防に欠かせません。
③ 禁煙
タバコに含まれるニコチンは血流を悪くし、歯ぐきの免疫力を低下させます。
さらに歯周病菌の発育を促すこともわかっています。禁煙は歯周病予防において非常に効果的な行動です。
④ 免疫を高める生活習慣(食事・睡眠・ストレスケア)
糖質の過剰摂取やだらだら食べを避け、バランスの良い食事を心がけましょう。
良質な睡眠は免疫細胞の働きを高めます。就寝前の飲食は唾液の分泌を減らし、菌の増殖を招くため避けることが理想です。
強いストレスは免疫低下や唾液量の減少を招き、歯ぎしり・食いしばりを誘発して歯ぐきに負担をかけます。
生活全体を整えることが歯周病の進行抑制につながります。
歯周病を予防して、あなたの大切な歯を守りましょう。
もし、歯ぐきから出血が見られたり、歯がぐらぐらする際は、すぐに当院へご相談ください。
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